ポルタメントを多用し、テンポルバートを存分に利かせ、甘美に旋律を歌わせるクライスラーならではの演奏がぎっしり詰まったアルバムだ。時代を感じさせるが、やはりこの味わいは現代にあっても実に魅惑的に聴こえる。1927と28年の全盛期の演奏で全18曲を収録。「CDジャーナル」

1. 「7つのスペイン民謡」~第6曲 カンシオン(ファリャ/コハニスキ編)
2. 「スペイン」~マラゲーニャop.165-3(アルベニス/クライスラー編)
3. ユモレスク ト長調op.101-7(ドヴォルザーク/クライスラー編)
4. 「小組曲」~小舟にて(ドビュッシー/ショワズネル編)
5. ハンガリー牧歌op.32c(ドホナーニ)
6. 前奏曲集第1巻~亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー/ハルトマン編)
7. 思い出(ドルドラ)
8. 「タイス」の瞑想曲(マスネ/マルシック編)
9. まるでばらのように(ネヴィン/クライスラー編)
10. ロザリー(ネヴィン/クライスラー編)
11. 故郷の人々(フォスター/クライスラー編)
12. 「はかなき人生」~スペイン舞曲(ファリャ/クライスラー編)
13. 「スペイン」~タンゴop.165-2(アルベニス/クライスラー編)
14. 操り人形の踊り(ヴィンターニッツ)
15. 「スペイン狂詩曲」~ハバネラ(ラヴェル/クライスラー編)
16. 夜のタンジール(ゴドフスキー/クライスラー編)